雪の朝、いつもの革靴で駅に向かったら、足を取られそうになった。寒くて、ポケットに手を入れたまま歩いていた。雪の日の通勤は、おしゃれより先に「転ばないこと」が大事です。
先に、結論です。
- 靴が、いちばん大事です。 底に深い溝がある、防水の靴にします。底が平らな革靴は、雪の日は避けます
- 服は、動きやすさと防水で選びます。 腕を上げ下げしやすいコートと、長すぎない裾にします
- 両手をあけて、手袋と帽子で備えます。 ポケットに手を入れたまま歩きません
- 歩幅を狭く、急がずに歩きます。 いつもより早く家を出て、時間に余裕を作ります
靴と歩き方の説明は、東京消防庁と日本気象協会(tenki.jp)の情報をもとにしています。服装の組み合わせは、選ぶときの目安として紹介します。普段の日のブーツの選び方は、メンズのブーツコーデ(冬)で紹介しています。
雪の日は、なぜ「転ばないこと」が先なのか
東京消防庁のページによると、積雪時の転倒で救急搬送された人の3割以上が、入院が必要な「中等症」以上と診断されています。50代から増えるとも説明されています。
転倒が多いのは、通勤・通学の時間帯の午前7時と8時台です。同じページでは、この時間帯は特に急ぎがちなので注意するよう、呼びかけています。
雪の日の靴は、何を履く?(通勤用の選び方)
東京消防庁は、予防策の最初に、滑りにくい靴を選ぶことを挙げています。通勤用の靴は、次の3つで選びます。
- 底に、深い溝がある。 tenki.jpの気象予報士の記事でも、底がボコボコした靴が勧められています。スニーカーでも、底に凹凸のあるものを選びます
- 防水・撥水の加工がある。 雪は、日中に溶けてシャーベット状になり、靴にしみ込みます
- 底が、硬すぎない。 tenki.jpの別の記事では、靴底が硬い長靴は、つるつるした路面で滑りやすいとされています
買うときは、靴を裏返して、溝の深さと、底のゴムの硬さを見ます。
写真の左は、底が平らな黒の革靴です。右は、底に深い溝のあるダークブラウンのブーツです。

革靴・ビジネスシューズで通勤するときは
- 底に溝のある、革のブーツにします。 tenki.jpの記事は、通勤でスノーブーツ(スノトレ)や長靴を避けたいときの例として、革素材でデザイン性があり、底がボコボコしたブーツを挙げています
- 雪の日用の靴で通勤して、職場で履き替えます。 職場に革靴を置いておける場合の方法です
- 底が平らな革靴や、底がすり減ったスニーカーは、雪や凍結が予想される日は避けます
雪の日の服装(メンズ)は、動きやすさと防水で選ぶ
雪の日の服装は、見た目より先に、動きやすさを確保します。上の写真のような通勤コーデが、一つの例です。
- 上着:ネイビーのコート
- パンツ:グレーのスラックス
- 靴:底に溝のある、ダークブラウンの革のブーツ
- 小物:グレーのマフラー、ネイビーの手袋、肩にかけるネイビーのバッグ
色:ネイビー・グレー・ダークブラウン
選ぶときのポイントは、次の3つです。
- コートは、腕を上げ下げしやすい身幅を選びます。肩や身幅が窮屈だと、バランスを取りにくくなります(試着の確認方法は「冬のアウターの選び方」)
- パンツの裾は、長すぎないようにします。 裾が靴の上でたまると、足元の邪魔になり、雪や水を含みやすくなります。目安は、裾が靴に軽く触れるか、くるぶしがわずかに見える程度です(「ぽっちゃりメンズのパンツ選び」)
- 上着は、撥水や防水の加工があるものが使いやすいです。 雪や湿った雪の日に、助けになります
職場で整える服装は「冬のオフィスカジュアル(メンズ)」、気温に合わせた重ね方は「気温別の服装の目安」で解説しています。
手袋と帽子は、転んだときのために
tenki.jpの記事では、寒くても、ポケットに手を入れたままにするのはNGとされています。転倒に備えて両手をあけておき、手袋をすることと、転んだときに頭を守れるよう、帽子をかぶることが勧められています。手袋のサイズやスマホ対応は、「メンズの手袋の選び方」で解説しています。ニット帽のサイズやかぶり方は、「ニット帽が似合わない(メンズ)」も参考にしてください。
- 手は、ポケットに入れずに、手袋で温めます(保温の考え方は、環境省の「三つの首」とも重なります。詳しくは「痩せ型・細身メンズの冬コーデ」)
- 手袋と帽子の色は、コートの色に近いものにすると、全身がまとまります
- 荷物は手に持たず、肩にかけるか、背負います。両手があく持ち方にします
- 足元が冷えるときは、靴下用のカイロを使う方法もあります。貼る位置は「カイロの貼る場所(男性)」で紹介しています。靴下の厚さと素材は「冬の靴下の選び方(メンズ)」で紹介しています

雪道で転ばない歩き方
tenki.jpの記事では、雪道のポイントは「歩幅は狭く」とされています。慣れていない人は、急がずに歩くよう勧められています。東京消防庁も、ゆっくり歩くこと、時間に余裕を持つことを挙げています。
- 歩幅を、いつもより狭くします
- いつもより早く家を出ます。 急がずに歩ける時間を、先に作ります
- 人が踏み固めて、つるつるになりやすい場所(階段や横断歩道など)では、特にゆっくり歩きます
- 降雪後の数日間も、路面の凍結に注意します(東京消防庁が、予防策として挙げています)

雪の日の朝の持ち物チェック
- 底に溝のある、防水の靴
- 手袋と、帽子
- 両手があく、肩にかけるか背負うバッグ
- 靴を履き替える職場なら、職場用の靴

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