元日、初詣に出かける前に、鏡の前で手が止まる。ジーンズで行ってもいいのか。コートの下は何を着るのか。列で待つ間、足元が冷えないか。メンズの初詣の服装で、こんな迷いはありませんか。
先に、結論です。
- 公式サイトで見た範囲では、服の種類まで細かく決めた神社はありません。明治神宮は「参拝にふさわしい服装で」と案内しています。清潔で、きれいめの服が目安です
- ジーンズを禁じる記載は、私が見た神社・寺の公式サイトにはありませんでした。ご祈祷を受けるなら、短パンと裸足は避けます。迷う日は、チノパンかウールのパンツにすると安心です
- 初詣は、元日の0時や早朝に行く人もいて、日中より冷えます。気象庁の平年値では、1月の日最低気温は東京で1.2℃、札幌で−6.4℃です。昼の気温で服を決めません
- 人気の神社は待ち時間が長くなります。首・手首・足首を温める小物と、脱ぎ着しやすい重ね方で備えます。靴は、歩きやすく、冷えにくいものにします。山の方などの神社は、坂や階段のある場合があるので、滑りにくい靴にします
神社・寺の案内と気象庁の数字は、公式サイトをもとにしています。着こなしは、選ぶときの目安として紹介します。
初詣の服装にマナーはある?ジーンズでもいい?
神社や寺の公式サイトで、服装がどう案内されているかを、2026年11月に確認しました。
- 明治神宮: 「参拝にふさわしい服装で、心静かにお過ごしください」と案内しています。服の種類は、書かれていません
- 神田明神: 新年の昇殿参拝(ご祈祷)について、裸足・短パンなどのラフな服装での参列は遠慮するよう案内しています
- 伊勢神宮・成田山新勝寺・浅草寺: 参拝の作法や案内のページに、服装についての記載はありません
「ふさわしい服装」という考え方はあっても、ジーンズなど服の種類まで決めている公式サイトは、今回見た範囲にはありませんでした。ただ、神社ごとに考え方は違います。すべての神社で同じとは言えません。
迷うときの目安は、次のとおりです。
- ふつうに参拝するだけなら、清潔で、破れや汚れのない服にします
- ジーンズで行くなら、色が濃く、きれいな状態のものにします。コートとニットで、全体をきれいめにまとめます
- ご祈祷を受けるなら、ジャケットか、きれいめのニットに、チノパンやスラックスを合わせます。靴下は、穴や汚れのないものにします(選び方は「忘年会の服装(メンズ)」にあります)
当サイトの冬のコーデ44件のうち、パンツがデニムのものは3件です(2026年11月1日時点)。初詣のために作ったコーデではなく、一般の統計でもありません。
初詣は日中より冷える|1月の最低気温で服を決める
初詣は、元日の0時から行く人もいます。神田明神の参拝案内には、元日0時に開門し、「30万人以上の初詣客で賑わいます」と書かれています。
昼の最高気温だけを見て服を決めると、夜や明け方の寒さに足りなくなります。気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)で、1月の日最高気温と日最低気温を並べます。
- 札幌:最高−0.4℃・最低−6.4℃
- 仙台:最高5.6℃・最低−1.3℃
- 東京:最高9.8℃・最低1.2℃
- 名古屋:最高9.3℃・最低1.1℃
- 大阪:最高9.7℃・最低3.0℃
- 福岡:最高10.2℃・最低3.9℃
日最低気温は、1日のうちで一番低かった気温の平均です。夜から明け方の寒さの目安になります。毎年のその日の気温ではありません。
昼に行くなら日最高、0時や早朝に行くなら日最低に合わせて、服を選びます。行く日の予報は、朝・昼・夜の3つの数字を見ると、備えやすくなります(見方は「気温別の服装の目安」)。
初詣のコートは何を着る?待つ間の寒さを防ぐ
列に並ぶ時間は、動かずに立つ時間になります。神田明神は、境内・参道の混雑を、ライブ映像で24時間配信すると案内しています。行く前に、混雑を見られる神社もあります。
待つ間の寒さは、次の4つで防ぎます。
- コート: 前を閉じて着られるものにします。ウールのコートか、中綿やダウンのコートです。選び方は「冬のアウターの選び方」、素材は「冬のアウターの素材(メンズ)」で解説しています
- インナー: 薄手の長袖1枚にします。着込みすぎると、歩いて汗をかいたあとに冷えます(「男性の冬のインナーの選び方」)
- 首・手首・足首: 環境省は、この「三つの首」を温めるよう勧め、マフラー、手袋、レッグウォーマーを活用するよう案内しています。巻き方は「メンズのマフラーの巻き方」、手袋は「メンズの手袋の選び方」にあります
- カイロ: アウターのポケットに入れて握ります。低温やけどに注意します(「カイロの貼る場所(男性)」)

初詣の靴は何を履く?歩く距離と、足元の冷え
明治神宮の公式サイトには、各入口から御本殿まで約10分かかると書かれています。参道には玉砂利が敷かれていると、Q&Aにあります。人が多い日は、境内に入ってからも、歩く時間と立つ時間が長くなります。
靴は、次の4つで選びます。
- 滑りにくさ: 坂や階段のある神社では、底に深い溝がある靴にします(見方は「雪の日の服装(メンズ)」で解説しています)
- 歩きやすさ: 底にクッションがあり、かかとが安定する靴にします
- 冷えにくさ: 革やスエードのブーツ、または防水の靴が、足元を守ります。靴下は、厚手のものにします。厚さは、靴がきつくならない程度にします(選び方は「冬の靴下の選び方(メンズ)」)。靴下用のカイロを使う方法もあります(貼る位置は「カイロの貼る場所(男性)」)
- 脱ぎ履きのしやすさ: ご祈祷で昇殿するときや、座敷のある店に行く日は、脱ぎ履きしやすい靴にします。靴下は、穴や汚れのないものにします
当サイトの冬のコーデ44件の靴は、ブーツが22件、革靴・ローファー系が16件、スニーカーが5件、トレッキングシューズが1件です(2026年11月1日時点)。これも、初詣用ではなく、一般の統計でもありません。
雪や凍結のある日は、靴の選び方が変わります。「雪の日の服装(メンズ)」で解説しています。
私の体験と見解|待ち時間・山の神社の靴・首元の防寒
ここからは、私の体験と見解です。
人気の神社は、待ち時間が長くなります
人気のある神社だと、参拝までの待ち時間が長くなります。その対策が欲しいと、私は思いました。
待つ間の寒さを防ぐ服と小物は、「初詣のコートは何を着る?待つ間の寒さを防ぐ」の節にまとめています。
山の方などの神社は、滑りにくい靴が必須です
山の方などにある神社は、坂があったり、長い階段があったりします。そういう神社に行くなら、滑りにくい靴は必須だと思います。
写真は、杉の木立の中の、苔のついた長い石段を上る例です。ブーツの底には、深い溝があります。

真冬は、首元の防寒があると本当に助かります
真冬は、首元の防寒があると、本当に助かります。
写真の左は、ダウンコートの襟元だけで、首が出ています。右は、同じコートの首に、ネイビーのマフラーを巻いたところです。

- マフラーの巻き方は「メンズのマフラーの巻き方」にあります
- 首にチクチクしやすい人は「チクチクしないマフラーの選び方(メンズ)」も参考にしてください
初詣の服装の例|3つ
どれも、服の色は3色以内です。
昼に歩いて参拝する日 ネイビーのウールのコート+グレーのニット+チャコールグレーのスラックス+ダークブラウンの革靴+グレーのマフラー 色:ネイビー・グレー・ダークブラウン
写真は、ネイビーのコートに、グレーのニットとグレーのマフラーを合わせた例です。

0時や早朝に、列に並ぶ日 チャコールグレーのダウンコート+ネイビーのマフラー+黒のパンツ+黒の革靴+黒のニットの手袋 色:チャコールグレー・ネイビー・黒
ご祈祷も受ける日 ネイビーのウールのコート+チャコールグレーのジャケット+白いシャツ+ネイビーのスラックス+黒の革靴 色:ネイビー・チャコールグレー・白
写真は、コートを腕にかけて、チャコールグレーのジャケットと白いシャツを見せた例です。

次に読む記事
- 気温ごとの重ね方は「気温別の服装の目安」
- コートの丈・肩・身幅の見方は「冬のアウターの選び方」
- 手首と首元を温める小物は「メンズの手袋の選び方」「メンズのマフラーの巻き方」
- 靴を脱ぐ日の靴下は「忘年会の服装(メンズ)」
- コーデの例は、NOT MODELで季節「冬」に絞ると探せます。コートとブーツを合わせた着こなしを、参考にしてください










