気温別の服装の目安|服装指数の見方と、朝晩と日中の寒暖差の着方

朝は寒いのに、昼は暑い。毎朝の服選びで迷う男性へ。日本気象協会の「服装指数」の読み方と、朝・昼・夜の差に合わせた、脱ぎ着しやすい重ね方を解説します。

服装指数30から80の気温帯ごとに、男性がコート、ジャケット、長袖シャツ、半袖などを着ている着こなしの例

「朝は寒かったのに、昼は暑くて上着が邪魔になった」「昼の服で出かけたら、帰りの夜に寒かった」。季節の変わり目は、こうした失敗が増えます。

服装選びで迷うとき、気温の数字だけを見ても、何を着ればよいかは分かりにくいものです。そこで役に立つのが、日本気象協会の天気情報サイト「tenki.jp」にある服装指数です。

この記事では、服装指数の読み方と、朝・昼・夜で気温が変わる日の、重ね方の考え方をまとめます。

服装指数とは|気温から「何を着るか」を示す目安

服装指数は、tenki.jpが公開している、朝晩や日中の予想気温から、どんな服装が適しているかを提案するものです。

  • 指数は10〜100の数字で表示される
  • 数字が小さいほど寒く、大きいほど暑い
  • 朝・昼・夜の3つの時間帯ごとに出る
  • 約10日先まで確認できる

tenki.jpには、「人により暑さや寒さの感じ方が異なるため、あくまで目安とお考えください」という注意書きがあります。この記事でも、指数は「決まり」ではなく、迷ったときの出発点として使います。

服装指数は朝・昼・夜の予想気温をもとに、10から100の数字で服装の目安を示すことを表した図

指数ごとの服装の目安|30〜80を、一覧で確認する

日常でよく目にする30〜80の指数について、tenki.jpに表示されている文言と、メンズの着こなし例を並べます。

指数tenki.jpの表示着こなしの例
30コートを着ないと結構寒いなあコート+ニット+インナー
40裏地付トレンチコートがおすすめ裏地つきのコート+薄手のニット
50薄手のジャケットを羽織ろうジャケット+シャツ+カットソー
60長袖シャツ・カットソーで快適に長袖シャツ、または長袖カットソー1枚
70半袖+カーディガンで温度調節を半袖+薄手のカーディガン
80半袖Tシャツ一枚で過ごせる暑さ半袖Tシャツ1枚

「tenki.jpの表示」の列は、サイトに表示されている文言です。右の「着こなしの例」は、選ぶときの目安で、公式の基準ではありません。コートを着る時期は、「コートはいつから着る?(メンズ)」で、気温と地域ごとに紹介しています。

なお、指数は10〜20、90〜100のように、さらに寒い・暑い区分もあります。ただ、日常の服装で迷いやすいのは、30〜70あたりです。

服装指数30〜80で着るものを、青(寒い)から赤(暑い)へ変わる帯の下に並べた図。30はコート、40はトレンチコート、50はジャケット、60は長袖シャツ、70は半袖とカーディガン、80は半袖Tシャツ。それぞれの服のイラストがある

見るのは「1つの数字」ではなく、朝・昼・夜の3つ

服装指数で大切なのは、1日の中で、数字がどう変わるかを見ることです。

たとえば、季節の変わり目の予報には、次のような日があります。

  • 朝30、昼50、夜30(朝晩は「コートが必要」、昼は「薄手のジャケット」)
  • 朝50、昼80、夜60(昼だけ「半袖で過ごせる暑さ」)

前者は、朝と夜の寒さに合わせて羽織りが必要で、昼は脱いで過ごす日です。後者は、朝に上着が必要でも、昼は暑くなる日です。1つの数字だけで服を決めると、時間帯によっては合わなくなります。

朝30・昼50・夜30の日と、朝50・昼80・夜60の日の、1日の服装の変化の例

服の決め方|「いちばん寒い時間に外にいるか」で選ぶ

迷ったときは、次の順で考えます。

  1. その日、外に出ている時間帯を確認する(朝の通勤、昼の外出、夜の帰りなど)
  2. 3つの数字のうち、自分が外にいる時間帯で、いちばん低い数字を見る
  3. その数字の服装を「いちばん外側の服」にする
  4. 日中に暑くなる日は、脱いで持ち歩ける構成にする

帰りが夜なら、夜の数字を見ます。昼にしか外へ出ないなら、昼の数字だけで構いません。

外出する時間帯を見て、その時間の指数を確認し、低い指数に合わせて服を決める3つの手順

朝晩と昼の差が大きい日は、「3つの層」で考える

朝晩と昼の指数に差がある日は、服を3つの層に分けると、調整しやすくなります。

層役割例
内側一日中着るTシャツ、カットソー
中間気温に合わせて着脱するシャツ、カーディガン、薄手のニット
外側朝晩だけ羽織るジャケット、コート

昼に暑くなる日は、外側の服を脱いでも、中間と内側だけで見た目が整っていることが大切です。上着を脱いだら、シャツがよれていた、という状態を避けられます。

外側の服は、持ち歩くことを考えて、かさばりすぎないものを選ぶと、脱いだあとも負担になりません。

内側・中間・外側の3つの層で服を重ね、朝は羽織り、昼は脱いで調整する着こなしの例

男性が失敗しやすい3つのパターン

昼の気温だけで決める、厚手の服だけで調整できない、上着を脱ぐと中の服が崩れる、の3つの失敗例

昼の気温だけで、服を決めてしまう

天気予報で見るのが「最高気温」だけだと、朝晩の寒さを見落とします。朝や夜に外へ出る日は、その時間帯の数字も確認してください。

全身を同じ厚みにして、調整できない

厚手のニットだけで出かけると、暑くなったときに脱げません。「脱いだときに、内側の服だけで成立するか」を、買うときにも考えてみてください。

上着を脱いだら、シャツや肌着が見えて崩れた

インナーが首元から見えすぎたり、シャツの裾が長すぎたりすると、上着を脱いだときに崩れて見えます。サイズ感の目安は、「男性服のサイズ感の見方」で解説しています。 インナーの選び方は、「男性の冬のインナーの選び方」を参照してください。

指数は「自分の感覚」で補正する

寒さや暑さの感じ方には、個人差があります。同じ指数でも、寒がりの人もいれば、暑がりの人もいます。

  • 数日、その日の指数と、実際に着た服、感じた寒暖をメモしてみる
  • 「指数50のとき、自分はシャツ1枚で足りる」など、自分の基準を作る

これを重ねると、予報を見るだけで、服が決まるようになります。

服の手入れも、季節の変わり目に整える

気温が下がると、ニットやコートを出す機会が増えます。しまっていた服は、着る前にタグの表示を確認すると安心です。洗い方や乾燥機の可否は、「洗濯表示の読み方」で解説しています。

まとめ

  • 服装指数は、日本気象協会(tenki.jp)が、予想気温から服装を提案する目安
  • 朝・昼・夜の3つの数字を見て、外にいる時間でいちばん低い数字に合わせる
  • 差が大きい日は、内側・中間・外側の3つの層で、脱ぎ着できる構成にする
  • 外側の服は、持ち歩きやすいものを選ぶ
  • 指数は目安なので、自分の感覚で補正する

体型に合う服の選び方は「体型別・似合う服の選び方」、秋の重ね着の具体例は「ぽっちゃり男性の秋コーデ」、冬の重ね着の具体例は「ぽっちゃりメンズの冬コーデ」もご覧ください。

雪や凍結の日の靴と歩き方は、「雪の日の服装(メンズ)」で解説しています。夜や明け方に外で待つ、初詣の服装は「初詣の服装(メンズ)」で紹介しています。

NOT MODELでは、モデルではない一般の方のコーディネート例を、年代・体型・季節・場面で探せます。季節の変わり目の着こなしの参考に、気になる着こなしを探してみてください。

参考資料

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