朝の駅で、まわりを見ると、コートの人が増えてきた。自分はまだ薄手のジャケットで、朝は少し寒い。
でも昼になると、歩くだけで暑い。コートは、いつから着ればいいのでしょうか。
先に、結論です。
- コートは、日付ではなく日中の最高気温で決めます。目安は、15℃を下回る頃です。20℃前後なら薄手のコート、12℃前後からは厚手のコートです
- 時期は、住んでいる地域で大きく変わります。平年では、札幌は10月下旬、東京は11月下旬、大阪や福岡は12月上旬に、最高気温が15℃を下回ります
- 朝晩が冷える日は、昼が暖かくても、薄手のコートを持って出ます
- 今年(2026年)の秋冬は、ダッフルコート、細めのパンツに合わせるロングコート、軽いコートが候補です
気温の目安は東京電力などの資料、地域ごとの時期は気象庁の平年値、トレンドはFASHIONSNAPの記事をもとにしています。服との組み合わせ方は、選ぶときの目安として紹介します。
コートは、何度から着る?
東京電力の「くらひろ」は、コートを着始める目安を「日中の最高気温が15℃を下回る日」としています。デサントの記事のように12℃以下を目安にするものもあり、数字には幅があります。迷ったら、次の目安を見てください。
- 最高気温 16〜20℃:薄手のコートやジャケット(トレンチコート、マウンテンパーカーなど)
- 12〜15℃:裏地つきのコート+薄手のニット
- 8〜12℃:厚手のウールコート
- 7℃以下:ダウン、厚手のロングコート
この目安は、東京電力「くらひろ」の気温別の資料をもとにしています。

一番上の写真は、同じ男性が、気温に合わせてコートを替えた例です。左は薄手のコート、中はグレーのコートにネイビーのニット、右は厚手のウールコートにマフラーを足しています。
最高気温だけを見ていると、朝晩の冷え込みを見落とします。tenki.jpの服装指数なら、朝・昼・夜を別々に見られます。
指数が40(裏地付トレンチコートがおすすめ)や30(コートを着ないと結構寒いなあ)の時間帯に外にいる日は、コートの出番です。見方は「気温別の服装の目安」で解説しています。
寒がりか暑がりかで迷うときは、インナーの厚みで体感を調整する方法があります(東京電力)。インナーの選び方は「男性の冬のインナーの選び方」にあります。
地域によって、いつから?|10都市の目安
「コートはいつから?」の答えは、住んでいる場所で変わります。気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)で、日中の最高気温が、はじめて20℃・15℃・12℃を下回る時期を並べました。順に、「薄手」のコートの出番、「基本」でコートが必要、「厚手」のコートの目安です。
- 札幌:10月上旬 薄手 → 10月下旬 基本 → 11月上旬 厚手
- 仙台:10月下旬 薄手 → 11月中旬 基本 → 12月上旬 厚手
- 新潟:10月下旬 薄手 → 11月中旬 基本 → 12月上旬 厚手
- 長野:10月中旬 薄手 → 11月中旬 基本 → 11月下旬 厚手
- 東京:11月上旬 薄手 → 11月下旬 基本 → 12月中旬 厚手
- 名古屋:11月上旬 薄手 → 12月上旬 基本 → 12月中旬 厚手
- 大阪:11月中旬 薄手 → 12月上旬 基本 → 12月中旬 厚手
- 広島:11月上旬 薄手 → 12月上旬 基本 → 12月中旬 厚手
- 福岡:11月中旬 薄手 → 12月上旬 基本 → 12月下旬 厚手
- 那覇:1月中旬 薄手(平年では、15℃も12℃も下回りません)
上旬・中旬・下旬は、1か月を10日ごとに分けた区切りです。

たとえば東京は、11月上旬の最高気温が、平年で約19℃です。「コートはまだ早い」と感じるのは、気のせいではありません。まだ薄手のコートで足ります。
札幌と大阪では、15℃を下回る時期が、1か月以上ちがいます。
平年値は、過去の平均です。実際は、その年の天気で前後します。
春は、反対に、最高気温が15℃を上回る頃が、コートをしまう目安です。平年では、東京や大阪は3月下旬、仙台や新潟は4月中旬、札幌は5月上旬になります。
自分の地域の時期を調べるには
- 気象庁の「過去の気象データ検索」を開きます
- 地図か一覧から、お住まいに近い地点を選びます
- 「旬ごとの平年値を表示」を選び、「日最高気温」の列を見ます
- 10月から12月の数字が、15℃を下回りはじめる旬を探します
その年の予想は、tenki.jpの服装指数(約10日先まで)で見られます。
2026年秋冬のコートは、何を選ぶ?
ファッションニュースサイトのFASHIONSNAPは、2026年秋冬のメンズについて、次の動きを伝えています。
- ダッフルコートが、定番のトラッドアウターとして、ランウェイに戻ってきた
- ボトムは、ワイドやオーバーサイズから、細めの形へ移っている。ぴったりではなく、少しゆとりを残す
- 従来の重いイメージを覆す、軽やかなアウターが多く登場した
ただ、ランウェイの服を、そのまま着る必要はありません。毎日の服では、コートを「今年らしくする1点」にします。コート以外のトレンドは、「2026年秋冬のメンズトレンド」にまとめています。
考え方は「ファッショントレンドの追い方(メンズ)」で解説しています。候補は、次の3つです。
1. ひざ丈前後のロングコート+ゆとりのある細めのパンツ
FASHIONSNAPは、細めのボトムに、ロングコートで縦のラインを強調する着こなしを挙げています。当サイトで勧めてきた、裾に向かって細くなる「テーパード」のパンツと合わせやすい形です。
コートは、ステンカラーやチェスターの、膝上から膝丈くらいが選びやすい形です。丈と体型の合わせ方は「冬のアウターの選び方」にあります。
写真は、ブラウンのステンカラーコートに、少しゆとりのあるダークグレーのパンツを合わせた例です。縦のラインが、首元から足元まで続きます。

2. ダッフルコートを、落ち着いた色で
FASHIONSNAPは、今年のダッフルを、鮮やかな色や大胆なプロポーション(全体のバランス)で更新されたものとして紹介しています。留め具のトグルも、ポイントのひとつです。
30代〜50代が毎日着るなら、色はネイビー、ブラウン、グレーなど、落ち着いた色にします。「ダッフルであること」を、今年らしさにします。厚みがあるので、試着は普段着るニットを着て、腕を前に出して確かめます。
写真は、ネイビーのダッフルコートに、グレーのニットとベージュのパンツを合わせた例です。

3. 軽いコートを、薄手の時期に
軽やかなアウターは、最高気温が15〜20℃の「薄手のコートの時期」に使いやすいです。上の「16〜20℃」の目安で選びます。昼に暑くなっても、脱いで持ち歩けます。
写真は、昼に暑くなって、薄手のコートを脱いで腕にかけた例です。

今季の色として、FASHIONSNAPは、ブラウン、グリーン、ネイビー×イエロー、ブラック×バーガンディなどを挙げています。コートなら、ブラウンやグリーン(カーキ寄り)が取り入れやすい色です。赤やバーガンディは、マフラーなどの小物で足します。
コートを出す前に
去年のコートを着るなら、手入れを先に済ませます。
- ブラッシングやクリーニングの時期は「コート・ダウンの手入れ方法」
- 衣替えの進め方は「秋冬の衣替え」
次に読む記事
- コートの丈・肩・身幅の見方は「冬のアウターの選び方」
- 気温に合わせた重ね方は「気温別の服装の目安」
- インナーの選び方は「男性の冬のインナーの選び方」
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