「今年の冬のトレンド」と聞いても、40代・50代が着られるのは、どれなのか。ファッションショーの服は、普段着とは、かけ離れて見えます。
この記事は、2026年秋冬(2026〜27年の冬)のメンズのトレンドから、40代・50代が普段着に取り入れやすいものを5つ、見送ってよいものを5つ選びました。トレンドは、ファッション情報サイトFASHIONSNAPの記事(2026年1月のファッションショーの取材)をもとにしています。年代を限った調査ではないので、取り入れやすさは、当サイトの考え方(サイズ・清潔感・1点だけ)で選んだ、目安です。
先に、結論です。
- 今年は、大きめ一辺倒から、少し細めの形へ変わりました。昔から続く定番の服が戻り、茶・深緑・深い赤の深い色が増えています
- 40代・50代が取り入れやすいのは、細めのストレートのパンツ、筋の太いコーデュロイ、茶・深緑・深い赤、革靴かブーツ、ダッフルかロングコートの5つです
- 袖のない上着(ケープ)、たるませてはく長い靴下(ルーズソックス)、カーゴパンツ、遊びのあるネクタイ、赤の大きな面積は、見送っても困りません
- 全部は追いません。替えるのは1点だけです。迷ったら、パンツから替えます
一番上の写真の左は、紺のダッフルコートに細めのパンツを合わせた40代の例、右は、グレーのロングコートに深緑のコーデュロイのパンツを合わせた50代の例です。
2026年秋冬のメンズトレンドは?|今年の流れは3つ
- 大きめから、少し細めへ:長く続いた大きめの形から、すっきりした形へ動いています。体にぴったりではなく、少し余白を残した細さです
- 昔から続く定番に戻る:ダッフルコートや革靴、コーデュロイなど、定番の服が多く出ました。軽い素材の服も増えています
- 深みのある色:茶、緑、深い赤、紫が挙がっています。赤は、今季の中心になる色とされています
40代・50代が取り入れやすい5つ
1. 細めのストレートのパンツ|ワイドから、少しだけ細くする
今季の大きな変化のひとつは、パンツです。長く主流だった大きめのパンツから、すっきりした細めの形へ動いています。昔のスキニーのように脚に吸い付く形ではなく、少し余白を残して、細く長い線をつくる形です。
写真は、同じ男性が、同じコートとニット、革靴で、パンツだけを替えた例です。左は、ゆったりしたワイドパンツ、右は、少し余白を残した細めのストレートです。

当サイトの40代・50代の冬のコーデ40件で、裾に向かって細くなる形は、2件だけです。ワイドは11件でした。
- 脚にぴったりのスキニーにはしません。細すぎる形は、「おじさん見えを避ける服装のコツ」でも、不自然に見えやすい形として挙げています
- ワイドを履いている人は、ストレートに替えるだけでも、今年の流れに近づきます。ウエストは指が2本入る程度、丈は裾が靴に軽く触れる程度が目安です(「男性服のサイズ感の見方」)
- ぽっちゃり体型の方は、テーパード(裾に向かって少し細くなる形)かストレートから試します(「ぽっちゃりメンズのパンツ選び」)
- ロングコートを羽織ると、縦の線がそろって、細めの形が引き立ちます
2. 筋の太いコーデュロイと、ヘリンボーン|厚手の布で、冬らしく
コーデュロイは、縦に筋が入った厚手の布です。今季は、筋が太くて存在感のあるものが目立ちます。ヘリンボーンは、V字の模様が並ぶ織り柄です。
写真は、同じ大きさの生地を3枚並べた例です。左は筋の太いコーデュロイ、中は筋の細いコーデュロイ、右はヘリンボーンです。

- コーデュロイは、パンツか上着のどちらか1点にします。ほかの服は、無地のニットなどにします
- 色は、濃い茶、キャメル、深緑など、落ち着いた色が合わせやすいです
- 厚手の生地なので、試着は、冬に着る厚さの服を中に着て、座って確かめます
- ヘリンボーンは、柄が細かいものを選ぶと、主張が強くなりすぎません。コートかジャケットで、1点だけにします
3. 茶・深緑・深い赤|落ち着いた深い色を、1か所に足す
今季は、茶、深緑、ワイン色のような深い赤、紫など、深みのある色が増えました。赤は、帽子や靴下などの小物を1つ足すだけでも、新しい印象になります。グレー、茶、紺といった定番の色とも合います。
写真は、同じ男性が、同じグレーのコートで、中のタートルネックニットの色だけを替えた例です。左は茶、中は深緑、右は深い赤(ワイン色)です。タートルネックの薄手と厚手の選び方は、「タートルネック(メンズ)の選び方」で紹介しています。

- 茶・深緑は、手持ちの紺やグレーの服に、ニットかパンツで1点足します
- 赤・紫は、面積の小さいマフラー・手袋・ニット1枚から始めます。目立たせる色(差し色)は1つにします(「コートに合うマフラーの色」)
- 服の色は、白やグレーも含めて3色以内にします。首元に白などの明るい色を足すと、顔まわりが明るくなります(「40代・50代メンズのファッション」)
4. 革靴かブーツ|スニーカーが減って、革の靴が増えた
今季は、スニーカーの提案が減り、革靴が目立ちました。紐で結ぶ革靴も、ベルトで留める革靴もあります。歩きやすい靴底を合わせた、快適さを重視した靴も続いています。
当サイトの40代・50代の冬のコーデ40件では、39件が、すでに革靴かブーツです。足元は、今季の流れと同じ向きです。
写真は、同じパンツで、足元だけを替えた例です。左は白いスニーカー、右はダークブラウンの革のブーツです。

- 新しく買わなくても、手持ちの革靴の汚れと、かかとのすり減りを直すだけで、印象が整います
- ブーツは、パンツの裾が靴の上でたまらない丈にします
- 足首が冷える日は、靴下の丈も見直します(「冬の靴下の選び方(メンズ)」)
- 雪や凍結の日は、靴底が滑りにくい靴を選びます(「雪の日の服装(メンズ)」)
5. ダッフルコートか、ロングコート|上着で「今年らしさ」を足す
ダッフルコートは、木の留め具(トグル)が付いたコートです。この定番のコートが、新しい形で戻ってきました。
細めのパンツにロングコートを合わせて、縦の線を強調する着こなしも出ています。軽い素材のコートも増えています。
- 色は、紺・グレー・茶などの落ち着いた色にします
- 丈は、ひざ上からひざ丈くらいが選びやすいです
- 試着は、普段着るニットを着て、腕を前に出して確かめます
- 選び方は、「コートはいつから着る?(メンズ)」と「冬のアウターの選び方」にまとめています
40代・50代が見送ってよい5つ
ファッションショーで目立った服でも、普段着には、使う場面が少ないものがあります。見送ってよいものは、「ファッショントレンドの追い方(メンズ)」の考え方で選びました。形を取り入れるのは、1点だけです。
- 袖のない上着(ケープ):コートやジャケットの上に重ねる形です。普段の通勤や買い物では、使う場面が限られます
- たるませてはく長い靴下(ルーズソックス):ショーでは、足元に変化をつけるために使われました。冬は、無地の靴下で十分です
- 太ももに大きなポケットがあるパンツ(カーゴパンツ):ポケットで形が目立つので、迷うなら見送って構いません
- 遊びのあるネクタイ:細いもの、スカーフのようなもの、肩にかけるものなどが出ました。仕事のネクタイは、いつものままで構いません
- 赤の大きな面積:赤は小物1点から始めるのが目安です。コートやパンツを赤にするのは、慣れてからで十分です
このほか、襟と袖だけ色が違うシャツ(クレリックシャツ)も出ました。無地のシャツが基本なら、急がなくて大丈夫です。
まず1点を選ぶなら|悩み別と、40代・50代の目安
「どれから替えればいいか分からない」ときは、いま気になっているところから選びます。
- パンツが、数年前の形のまま:細めのストレートにします
- 冬の上着が、重い、または古い:ダッフルか、ひざ丈前後のロングコートにします
- 全体が地味で、変化がほしい:茶・深緑・深い赤を1つ、ニットかマフラーで足します
- 足元が、くたびれている:革靴かブーツを、手入れするか替えます
年代による目安は、次のとおりです。
- 40代:清潔感を優先して、サイズと状態を整えます。トレンドは、1点だけで十分です。まず、パンツから替えます
- 50代:無理に若作りをせず、「手入れされている」ことを重視します。質のよい革靴やブーツを、手入れして使います
1度に替えるのは、このうち1つだけです。慣れてきたら、次のシーズンに、もう1つ足します。
トレンドは、毎シーズン変わります。この記事は、2026年秋冬の内容です。
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- 20代・30代向けは「20代・30代メンズの冬コーデ2026」
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- 冬の上着は「冬のアウターの選び方」
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- コーデの例は、NOT MODELで年代「40代」「50代」、季節「冬」に絞ると探せます。パンツの形と色合わせを、参考にしてください









