男性服のサイズ感の見方|肩・着丈・袖丈・ウエストで失敗しない5つのチェック

服を買っても「なんか違う」と感じる男性へ。肩幅・着丈・袖丈・身幅・ウエストの5か所を、試着で確認する方法を解説します。大きめ・ジャストの選び分けや、体型別の注意点も紹介します。

体型の異なる4人の男性が、試着した服の肩や袖のサイズ感を確認している

「サイズは合っているはずなのに、着るとなんだか野暮ったい」「ネットで買ったら、思っていた形と違った」。服選びの失敗の多くは、サイズ感の見方が分からないことが原因です。

表示が「M」や「L」でも、ブランドや型によって、実際の寸法は違います。大切なのは、表示ではなく、自分の体に合っているかを、数か所で確認することです。

この記事では、モデル体型ではない30代〜50代の男性に向けて、試着のときに見るべき5か所と、体型別の注意点をまとめます。

ネイビーのジャケット、白いシャツ、グレーのパンツ、黒い革靴を着た男性の全身の写真に、試着で見る5か所の赤い番号と線が重ねてある。1は肩の縫い目、2は着丈、3は袖丈、4は身幅、5はウエストと裾。右に、1肩幅、2着丈、3袖丈、4身幅、5ウエスト・裾の一覧がある

なぜ、サイズ選びで失敗するのか

失敗の主な原因は、次の3つです。

  • 「ゆったりしていれば体型がカバーできる」と考えて、大きすぎるサイズを選ぶ
  • 「細く見せたい」と考えて、小さすぎるサイズを選ぶ
  • 表示サイズだけを見て、肩や着丈を確認しない

服は、「体型を隠すもの」ではなく、「体に合わせて整えるもの」と考えると、選びやすくなります。

チェック1:肩幅|最優先で確認する

サイズ感の中でいちばん大切なのが、肩です。ほかの部分は、ある程度調整できますが、肩だけは直せません。

  • 肩の縫い目が、自分の肩の端に乗っているか
  • 縫い目が内側に入りすぎていると、窮屈になる
  • 縫い目が外に落ちていると、大きすぎて、だらしなく見える

鏡の前で、腕を下ろした状態で確認してください。腕を前に出して、突っ張る感じがないかも、あわせて見ます。

同じ男性が、ネイビーのジャケットと白いシャツを着て、首から下を左・中・右に並べた3枚の写真。左は「ちょうどいい」で、肩の縫い目が肩の端に乗っている。中は「大きい」で、肩の縫い目が外に落ちて、袖の生地が余っている。右は「小さい」で、肩の縫い目が内側に入り、袖と肩がつっぱっている。肩の縫い目に赤い丸がある

チェック2:着丈|長すぎも短すぎも、バランスを崩す

着丈は、全身のバランスに大きく関わります。

  • ジャケット・羽織り:お尻の真ん中〜お尻が隠れるくらい
  • シャツ(出して着る):ズボンのポケットの、上から下くらい
  • Tシャツ・カットソー:ベルトが隠れる程度

長すぎると足が短く見え、短すぎると、座ったときや腕を上げたときに、お腹が見えてしまいます。

痩せ型の男性が全身鏡でチャコールのジャケットの肩幅と着丈を確認する

チェック3:袖丈|手首の骨が目安

袖丈が合っていないと、全体がちぐはぐに見えます。

  • 長袖:腕を下ろして、手首の骨のあたりが目安
  • ジャケット:袖口から、シャツが1cmほど見えるくらい
  • 半袖:二の腕の、真ん中より少し上で止まるくらい

袖が長すぎると、だらしなく見えます。短すぎると、窮屈で子どもっぽい印象になります。

肩幅の広い男性が片腕を前に出し、ジャケットの肩と袖丈を確認する

チェック4:身幅|「つまめる量」で確認する

身幅(体の横幅)は、きつすぎても、ゆるすぎても、印象が悪くなります。

  • ジャスト:脇腹の生地を、こぶし1つ分つまめるくらい
  • ゆったり:こぶし2つ分つまめるくらい(リラックスした雰囲気になる)
  • ボタンやファスナーを閉めたときに、シワが横に寄っていないか確認する

お腹まわりに、横向きのシワが出る場合は、一つ上のサイズが合っている可能性があります。ぽっちゃり体型の方のシャツ選びは、「ぽっちゃりメンズのシャツ選び」で詳しく解説しています。

ぽっちゃり体型の男性がシャツの生地をつまみ、お腹まわりのゆとりを確認する

チェック5:ウエストと股上|パンツの座り方を見る

パンツは、ウエストの数字だけでなく、座り方を確認します。

  • ウエストは、指が2本入る程度の余裕があるか
  • 座ったときに、お腹が苦しくないか
  • 股上が浅すぎると、座ったときに、背中が出やすい
  • 裾は、くるぶしがわずかに見える丈が、すっきり見える

ウエストが合っていても、太ももや裾が合わないことがあります。パンツは、必ず試着してください。冬に中へインナーを重ねる日は、重ねた状態で試着します(「裏起毛パンツ(メンズ)は本当に暖かい?」)。ぽっちゃり体型の方のパンツ選びは、「ぽっちゃりメンズのパンツ選び」で詳しく解説しています。デニムは、「ぽっちゃりメンズのデニム選び」もご覧ください。

普通体型の男性が試着ベンチに座り、パンツのウエストと股上の窮屈さを確認する

「ジャスト」と「大きめ」は、どう選び分けるか

最近は、あえてゆとりのあるシルエットも多くあります。選び分けの目安は、次のとおりです。

選び方向いている場面・アイテム注意点
ジャストジャケット、仕事、きれいめな食事窮屈にならない範囲で選ぶ
少し大きめカジュアルなシャツ、羽織り、休日肩は合わせたまま、身幅や着丈で余裕を出す
かなり大きめ街着のオーバーサイズなど全身をゆるくせず、どこか1か所は引き締める

大きめを選ぶときも、肩が合っていることは変わりません。「肩は合っていて、身幅や丈にだけ余裕がある」状態が、こなれて見える大きめです。

体型別・サイズ選びの注意点

体型の詳しい選び方は「体型別・似合う服の選び方」で解説していますが、サイズ感では、次の点に注意してください。

  • ぽっちゃり:お腹まわりに余裕を持たせつつ、肩は合わせる。着丈は、お尻が隠れるくらい
  • 痩せ型:小さすぎるサイズは、細さが強調される。ジャストか、少し余裕のあるサイズを選ぶ
  • 大きめ:袖丈と着丈が足りないことが多い。試着して、腕を上げても窮屈でないか確認する。サイズ表の見方は「大きいサイズ メンズのコーデ」を参照
  • 普通:選択肢が多いので、肩と着丈の2点を基準にすると決めやすい

試着で、必ずやってほしいこと

  • 腕を前に出す、上げる、座る、の3つの動作をしてみる
  • 全身が映る鏡で、正面と横から確認する
  • 冬の服は、中に着るものを想定して試着する(できれば、普段のインナーで)
  • ネットで買う場合は、手持ちの服で、肩幅・着丈・身幅を測って、数字を比べる

手持ちの「いちばん着やすい服」の寸法を測っておくと、次から失敗が減ります。20代のコーデを、通学・仕事・休日の場面から探したい方は「20代メンズファッションの選び方」をご覧ください。

まとめ

  • サイズ選びは、肩幅を最優先にする
  • 着丈は、ジャケットならお尻の真ん中〜お尻が隠れるくらい
  • 袖丈は、手首の骨が目安。ジャケットなら、シャツが少し見える程度
  • 身幅は、こぶし1〜2つ分つまめる程度が目安
  • パンツは、ウエストだけでなく、座り方と裾丈も確認する
  • 大きめを選ぶときも、肩は合わせる

サイズ感を整えると、服の値段に関係なく、印象は変わります。「おじさん見え」の原因は、年齢ではなく、サイズの合っていない服にあることが少なくありません。詳しくは「おじさん見えを避ける服装のコツ」もご覧ください。ジャケットの肩や袖が合う服で整える例は、「大学教授のファッション(メンズ)」にあります。スーツを選ぶときのサイズの見方は、「ぽっちゃりメンズのスーツ選び」で解説しています。

NOT MODELでは、モデルではない一般の方のコーディネート例を、年代・体型・季節・場面で探せます。自分と近い体型の方の着こなしから、サイズ感の参考にしてみてください。

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