「袖や着丈が足りない」「大きい服を着ると、かえって圧が出る」「サイズ表の見方が分からなくて、ネットで買うのが不安」。身長が高い、肩幅や骨格がしっかりしている、お腹まわりが大きい。体の大きい男性の服選びには、サイズの悩みがつきものです。
この記事では、大きいサイズ メンズのコーデを、着こなしの基本、組み合わせ例、サイズ表の見方、ネットで買うときの確認の順にまとめます。サイズ表の用語はAOKIとユニクロの公式ページ、通信販売の返品のルールは消費者庁のページで確認しました。着こなしは、選ぶときの目安として紹介します。
先に、結論です。
- 着こなしの基本は、肩・袖丈・着丈を合わせることです。 ゆとりは、身幅と丈で出します
- 色は3色以内にして、全身を黒一色にしません。 首元に、白などの明るさを足します
- サイズは、S・M・Lの表示ではなく、商品ごとのサイズ表の数字で決めます。 手持ちの服を測って比べます
- ネットで買うときは、返品・交換の条件を先に確認します
「大きいサイズ」には、2つの悩みがある
- 身長が高い、肩幅や骨格がしっかりしている(大きめ体型):袖丈や着丈が足りない。肩が窮屈。圧が出やすい
- お腹まわりなど、横幅が大きい(ぽっちゃり体型):シャツのボタンが引っ張られる。ウエストが苦しい。着込むともっさり見える
両方に当てはまる人もいます。この記事の着こなしは、大きめ体型を中心に書きます。ぽっちゃり体型の人は、次の記事もご覧ください。
- シャツ:「ぽっちゃりメンズのシャツ選び」
- パンツ:「ぽっちゃりメンズのパンツ選び」
- 冬の重ね着:「ぽっちゃりメンズの冬コーデ」
大きいサイズ メンズのコーデは?|着こなしの5つの基本
1. 肩・着丈・袖丈が合うことを、最優先にする
サイズが合っていないと、体が大きく見えるうえに、窮屈に見えます。肩の縫い目が、肩の端に乗っているかを、最初に確認します。
写真の左は、肩が落ちて、袖が長く、身幅も余っているジャケットです。右は、肩の縫い目が肩の端に乗っているジャケットです。服の色は、左右で同じです。

2. ゆとりは、身幅と丈で出す
リラックス感のあるテーラードジャケットや、ワイドなパンツも合わせやすくなります。ただし、肩は合わせたまま、身幅や丈でゆとりを出します。
3. 色は3色以内にして、黒一色にしない
黒や濃紺の一色だと、圧が出やすくなります。ベージュやグレーを混ぜると、柔らかい印象になります。全身は3色以内にして、首元に白などの明るさを足します。色の決め方は、「着痩せする色(メンズ)」でも解説しています。
写真の左は、全身が黒一色です。右は、ベージュのジャケットに白のカットソー、グレーのパンツを合わせています。

4. アウターは、丈と形で選ぶ
「冬のアウターの選び方」では、大きめ体型の考え方を、次のように整理しています。
- ロングコートは、膝下丈で、肩に合うAラインのゆとりがあるものが整いやすい
- ダウンは、腰骨より少し下の丈で、胸とお腹にゆとりがあるものを選ぶ
冬の選び方は、「大きいサイズ メンズの冬服」にまとめています。
5. 小物で、バランスを取る
大きめの体には、ある程度ボリュームのある靴やバッグが合います。小さすぎる小物は、バランスが取りにくくなります。手入れされた革靴や、きれいな革のバッグを選びます。
写真の左は、小さなバッグと黒いスニーカー、右は、しっかりした大きさのトートバッグと茶色の革靴です。服は、左右で同じです。

着こなしの組み合わせ例|休日・食事・冬
どれも、服の色は3色以内で、全身を黒一色にしていません。
休日のお出かけ ベージュのシャツジャケット(肩は合わせて、身幅にゆとり)+白のカットソー+ネイビーのストレートパンツ+白いスニーカー 色:ベージュ・白・ネイビー
食事・デート グレーのテーラードジャケット(ゆとりのあるもの)+白いシャツ+ネイビーのパンツ+茶色の革靴 色:グレー・白・ネイビー

冬の外出 チャコールのロングコート(膝下丈・肩に合うAライン)+ベージュのミドルゲージのニット+グレーのパンツ+黒の革靴 色:チャコール・ベージュ・グレー

サイズ表は、どう見る?|先に確認する4か所
S・M・Lや、3L・4L・5Lといった表示は、店やブランドによって、同じ表記でも寸法が違います。AOKIのシャツのサイズ案内には、寸法も展開するサイズも商品によって違うと書かれています。ユニクロの案内にも、同じサイズ記号でも、商品のデザインによって着用感が異なると書かれています。表示だけで決めず、商品ごとのサイズ表の数字で決めます。
ユニクロとAOKIの案内をもとに、トップスの項目を整理します。測り方は店ごとに違うので、買う店の説明を確認してください。
- 肩幅:ユニクロでは、アウター以外は両端の端から端まで。アウターは、片方の肩を起点に、反対側の肩まで測ります。最優先で見ます。肩が窮屈だと、ほかが合っていても着にくくなります
- 袖丈・裄丈:ユニクロでは、袖丈は肩先から袖口まで、裄丈は後ろ襟ぐりの中央から、肩を通って袖口までです。足りないことが多いので、腕を前に出して、袖が上がらないか確認します
- 着丈:AOKIでは、背面の中心で、首のつけ根から裾までです。座ったときや腕を上げたときに、裾が上がらないか確認します
- 身幅:AOKIでは、服の両脇下を直線で結んだ長さです。脇の下の幅なので、お腹まわりの大きさは数字に入りません。試着で確認します

商品ページの数字を見ても、自分に合うか分かりにくいときは、手持ちの服で比べます。ユニクロの案内では、生地の特性によって、商品の実寸に1〜2cm前後の誤差が出るとされています。AOKIのコラムには、身幅は2〜3cmの違いでワンサイズ分の差になる場合があること、測るときは服を引っ張らないことが書かれています。
- いちばん着やすいシャツやジャケットを、平らに置きます(ボタンは留めます)
- 肩幅、身幅、着丈、袖丈を測ります。定義は、買う店の案内に合わせます
- 商品ページの数字と比べます。ぎりぎりの数字は避けます
- 袖丈や着丈が、手持ちの服より短い数字なら、足りない可能性が高くなります

ネットで買うときは、返品・交換の条件を先に確認する
消費者庁の特定商取引法ガイドでは、通信販売について、次のように説明されています。
- 通信販売には、クーリング・オフの規定はありません
- 返品の特約がない場合は、商品を受け取った日から8日以内なら、申込みの撤回や解除ができます。ただし、返品の送料は、消費者の負担です
- 返品の特約を広告に明確に書いていた場合は、その特約に従います。インターネット通販では、広告と、最終確認画面の両方に書く必要があります
- 返品を認めない場合も、その旨を広告に書く必要があります
つまり、返品できるかどうかは、店が表示している条件によります。買う前に、次の3つを店のページで確認します。
- 返品の可否、期間、送料の負担
- サイズ違いの交換ができるか
- 気に入った商品が、ほしいサイズで買えるか(展開しているサイズは、商品によって違います)

試着・購入前に、確認すること
- 肩の縫い目が、肩の端に乗っているか
- 腕を前に出す、上げる、で、肩と背中が突っ張らないか。袖が上がってこないか
- 袖口が、手首の骨のあたりに来ているか
- 座って、裾やウエストが苦しくないか
- ネットで買うときは、手持ちの服の寸法と比べて、返品・交換の条件も確認する
大きい体型は、サイズさえ合えば、堂々としてよく映ります。「痩せてから買う」「小さく見せる」と考える必要はありません。
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