着痩せする色(メンズ)|ぽっちゃり体型の色の合わせ方は、暗めの色と3色以内で決める

着痩せする色(メンズ)を、ぽっちゃり体型向けに解説。暗い色は体を少し細く見せるという研究と、メイン・アソート・アクセントで組む3色の決め方、メインの色から選ぶ配色パターン4つ、暗い色が好きな人の明るさの足し方をまとめました。

同じ男性の全身を左右に並べた写真。左は、黒のジャケット、黒のカットソー、黒のパンツ、黒の革靴で、全身が黒一色。右は、ネイビーのジャケットに白のカットソー、ベージュのパンツ、白いスニーカーを合わせている

「黒い服ばかり買ってしまう」「色を足すと、ちぐはぐになる」「着痩せする色を知りたい」。色の合わせ方は、ぽっちゃり体型の男性にとって、迷いやすいところです。

この記事では、着痩せする色の目安と、色を3つの役割に分けて決める方法を、順にまとめます。色の見え方は海外の研究、色の決め方は自治体と店舗の資料をもとに、着こなしは選ぶときの目安として紹介します。

先に、結論です。

  • 着痩せする色の目安は、暗めの色です。 暗い色の服は、体を少し細く見せるという研究があります。ただし差は小さいので、色だけに頼りません
  • 色は、3色以内にします。 メイン・アソート・アクセントの3つの役割に分け、面積の目安はおおよそ6:3:1です
  • 暗い色が好きな人は、全身を同じ暗さにしません。 首元など、顔まわりに明るい色を1か所足します
  • 迷ったら、メインの色を先に決めます。 ネイビーかチャコールなら、暗めの色の目安に合います

着痩せする色は、何色?|暗い色は、少し細く見える

海外の研究では、暗い色の服は、体を少し細く見せるという結果が出ています。

  • 太りすぎや肥満の人が中心の、男女約700枚の写真を見せて体重を推測してもらった研究では、上半身の服が暗い色の人のほうが、明るい色の人より、平均で約2kg軽く推測されました(実際の体重ではなく、見た人の推測です)
  • 女性モデルの写真を使った別の実験でも、暗い色の服は、体の幅を少し細く感じさせました

「明るい色は大きく、暗い色は小さく見える」という「膨張色・収縮色」の考え方と、同じ向きの結果です。ただし、どちらも写真を見て判断した実験で、差は小さいものです。「この色を着れば、見た目が大きく変わる」とは言えません。暗めの色は、見え方を整える工夫の1つと考えます。服のゆとりや縞も含めた実験の整理は、「冬に痩せて見える服(メンズ)」にあります。

写真の左は暗めの色(ネイビー・チャコールグレー・黒)、右は明るめの色(ベージュ・白・ライトグレー)の例です。色以外は、同じ男性、同じ形の服です。

同じ男性の全身を左右に並べた写真。両手を軽くポケットに入れて立っている。左は、ダークネイビーのジャケットにチャコールグレーのカットソー、チャコールグレーのパンツ、黒の革靴。右は、ベージュのジャケットに白のカットソー、ライトグレーのパンツ、白のスニーカー

暗い色のほかに、次の3つも合わせて、重く見えにくい配色を考えます。

  • 服の色の明るさに差をつけて、服どうしの境目が分かるようにする
  • 鮮やかな色は、使いすぎない
  • 色数を絞る

色の見方は、3つだけ覚える

世田谷区の公式ページでは、色が持つ3つの性質を「色彩の三属性」として説明しています。服選びでは、次のように使います。

  • 色相(色合い):迷ったら、ベージュ、ブラウン、グレー、ネイビーなど、落ち着いた系統から選びます
  • 明度(明るさ):黒に近いほど暗く、白に近いほど明るい色です。全身を暗い色で固めず、顔まわりに明るい色を1か所置きます
  • 彩度(鮮やかさ):鮮やかな色は1点までにして、ほかは落ち着いた色にします

数値を測る必要はありません。「明るいか、暗いか」「鮮やかか、落ち着いているか」の見当がつけば十分です。

色の見方を3つに分けた図。見出しは「色の見方は、3つだけ」。色合いは、ベージュ・ブラウン・グレー・ネイビーの4色の丸と「迷ったら落ち着いた系統」。明るさは、黒から白へ変わる帯と「顔まわりに明るい色を1か所」。鮮やかさは、くすんだ青から鮮やかな青へ変わる帯と「鮮やかな色は1点まで」

色の合わせ方は?|メイン・アソート・アクセントの3色

無印良品の店舗ブログでは、コーディネートに入れる色の数は、3色がよいと言われていると紹介されています。3色には、次の役割があります。

  • メイン:ベースになる色。アウターやパンツなど、面積が大きい服
  • アソート:メインを補う色。ニット、シャツ、カットソーなど、中くらいの面積の服
  • アクセント:変化をつける色。マフラー、靴下、靴、ベルト、バッグなど、小さな面積の小物

同じブログには、面積の目安が、メイン:アソート:アクセントで、おおよそ6:3:1と書かれています。白・黒・グレーは3色に数えなくてよいこと、パステルやビビットなど、使う色の調子をそろえると統一感が出ることも、書かれています。

当サイトでは、迷うときは白やグレーも含めて、3色以内を目安にしています。靴や小物は、服の3色のどれかに近い色にそろえると、色数を増やさずに済みます。アクセントは、面積が小さいので、1か所だけにします。

掲載しているぽっちゃり体型のコーデ50件では、服の色が3色以内のコーデが43件(86%)でした。くわしくは「ぽっちゃりメンズのコーデ例50件」で紹介しています。

木のフローリングの上に並べた、大きく広げたネイビーのジャケットとパンツ、中くらいの面積のライトグレーのニット、手前の隅にある小さな面積の茶色の革靴と茶色のベルトを、真上から撮った写真

写真の左は、ネイビー・ライトグレー・茶色の3色です。右は、赤茶色・黄色・青緑・白と、鮮やかな色を重ねた組み合わせで、まとまりが出にくくなります。

同じ男性の全身を左右に並べた写真。左は、ネイビーのジャケットにライトグレーのVネックニット、ネイビーのパンツと茶色の革靴。右は、赤茶色のジャケットに黄色のVネックニット、青緑のパンツと白のスニーカー

配色パターン4つ|メインの色から決める

メインにする色を先に決めると、残りの2色を選びやすくなります。暗めの色を中心にするなら、パターン1と2です。パターン3と4は、ベージュやカーキを中心にした組み合わせです。どれも、全身で3色に収めています。

パターン1:ネイビーをメインに メイン:ネイビー/アソート:ライトグレー/アクセント:茶色 例:ネイビーのジャケットとパンツ+ライトグレーのニット+茶色の革靴

ネイビーのジャケットを前を開けて着て、中にライトグレーのVネックニット、ネイビーのパンツと茶色の革靴を合わせて、秋の並木道に立つ男性の全身

パターン2:チャコールをメインに メイン:チャコール/アソート:オフホワイト/アクセント:ベージュ 例:チャコールのコートとパンツ+オフホワイトのニット+ベージュのマフラー

チャコールのコートを前を開けて着て、中にオフホワイトのVネックニット、首にベージュのマフラーを軽く巻いて前に垂らし、チャコールのパンツと黒の革靴を合わせて、冬の街の通りに立つ男性の全身

パターン3:ベージュをメインに メイン:ベージュ/アソート:ネイビー/アクセント:白 例:ベージュのテーパードパンツ+ネイビーのニット(白いシャツの襟を見せる)+白いスニーカー

ネイビーのニットの首元から白いシャツの襟を少し見せ、ベージュのテーパードパンツと白いスニーカーを合わせて、秋の並木道に立つ男性の全身

パターン4:カーキをメインに メイン:カーキ/アソート:白/アクセント:茶色 例:カーキのテーパードパンツ+白のカットソー+茶色の革靴(ベルトも茶色にそろえる)

白のカットソーに、カーキのテーパードパンツ、茶色のベルトと茶色の革靴を合わせて、紅葉した並木道に立つ男性の全身

アウターの選び方は「冬のアウターの選び方」、パンツの形は「ぽっちゃりメンズのパンツ選び」をご覧ください。

暗い色が好きなら|明るさを1か所足す

黒、ネイビー、チャコールが好きな人は、そのままメインにして構いません。ただし、全身を同じ暗さでそろえると、服どうしの境目が分かりにくくなり、体が一つの塊に見えやすくなります。

買う前に、手持ちの服の色を確認する

新しい服を買う前に、次の順で確認します。

  • 手持ちの服を、色ごとに並べます
  • メインにできる色(アウターとパンツ)を決めます
  • 足りない役割だけを、買い足します(明るいアソートか、アクセントの小物)
  • 店では、手持ちの服と重ねて、全身を鏡で見ます
木のフローリングの上に、手持ちの服を色ごとに4つの山にして並べた、真上からの写真。左上がネイビー、右上がチャコール、左下がベージュ、右下が白

「痩せてから買う」と考える必要はありません。今の体型のまま、色の役割を決めるだけで、全身のまとまりは変わります。

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参考資料

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