「黒い服ばかり買ってしまう」「色を足すと、ちぐはぐになる」「着痩せする色を知りたい」。色の合わせ方は、ぽっちゃり体型の男性にとって、迷いやすいところです。
この記事では、着痩せする色の目安と、色を3つの役割に分けて決める方法を、順にまとめます。色の見え方は海外の研究、色の決め方は自治体と店舗の資料をもとに、着こなしは選ぶときの目安として紹介します。
先に、結論です。
- 着痩せする色の目安は、暗めの色です。 暗い色の服は、体を少し細く見せるという研究があります。ただし差は小さいので、色だけに頼りません
- 色は、3色以内にします。 メイン・アソート・アクセントの3つの役割に分け、面積の目安はおおよそ6:3:1です
- 暗い色が好きな人は、全身を同じ暗さにしません。 首元など、顔まわりに明るい色を1か所足します
- 迷ったら、メインの色を先に決めます。 ネイビーかチャコールなら、暗めの色の目安に合います
着痩せする色は、何色?|暗い色は、少し細く見える
海外の研究では、暗い色の服は、体を少し細く見せるという結果が出ています。
- 太りすぎや肥満の人が中心の、男女約700枚の写真を見せて体重を推測してもらった研究では、上半身の服が暗い色の人のほうが、明るい色の人より、平均で約2kg軽く推測されました(実際の体重ではなく、見た人の推測です)
- 女性モデルの写真を使った別の実験でも、暗い色の服は、体の幅を少し細く感じさせました
「明るい色は大きく、暗い色は小さく見える」という「膨張色・収縮色」の考え方と、同じ向きの結果です。ただし、どちらも写真を見て判断した実験で、差は小さいものです。「この色を着れば、見た目が大きく変わる」とは言えません。暗めの色は、見え方を整える工夫の1つと考えます。服のゆとりや縞も含めた実験の整理は、「冬に痩せて見える服(メンズ)」にあります。
写真の左は暗めの色(ネイビー・チャコールグレー・黒)、右は明るめの色(ベージュ・白・ライトグレー)の例です。色以外は、同じ男性、同じ形の服です。

暗い色のほかに、次の3つも合わせて、重く見えにくい配色を考えます。
- 服の色の明るさに差をつけて、服どうしの境目が分かるようにする
- 鮮やかな色は、使いすぎない
- 色数を絞る
色の見方は、3つだけ覚える
世田谷区の公式ページでは、色が持つ3つの性質を「色彩の三属性」として説明しています。服選びでは、次のように使います。
- 色相(色合い):迷ったら、ベージュ、ブラウン、グレー、ネイビーなど、落ち着いた系統から選びます
- 明度(明るさ):黒に近いほど暗く、白に近いほど明るい色です。全身を暗い色で固めず、顔まわりに明るい色を1か所置きます
- 彩度(鮮やかさ):鮮やかな色は1点までにして、ほかは落ち着いた色にします
数値を測る必要はありません。「明るいか、暗いか」「鮮やかか、落ち着いているか」の見当がつけば十分です。

色の合わせ方は?|メイン・アソート・アクセントの3色
無印良品の店舗ブログでは、コーディネートに入れる色の数は、3色がよいと言われていると紹介されています。3色には、次の役割があります。
- メイン:ベースになる色。アウターやパンツなど、面積が大きい服
- アソート:メインを補う色。ニット、シャツ、カットソーなど、中くらいの面積の服
- アクセント:変化をつける色。マフラー、靴下、靴、ベルト、バッグなど、小さな面積の小物
同じブログには、面積の目安が、メイン:アソート:アクセントで、おおよそ6:3:1と書かれています。白・黒・グレーは3色に数えなくてよいこと、パステルやビビットなど、使う色の調子をそろえると統一感が出ることも、書かれています。
当サイトでは、迷うときは白やグレーも含めて、3色以内を目安にしています。靴や小物は、服の3色のどれかに近い色にそろえると、色数を増やさずに済みます。アクセントは、面積が小さいので、1か所だけにします。
掲載しているぽっちゃり体型のコーデ50件では、服の色が3色以内のコーデが43件(86%)でした。くわしくは「ぽっちゃりメンズのコーデ例50件」で紹介しています。

写真の左は、ネイビー・ライトグレー・茶色の3色です。右は、赤茶色・黄色・青緑・白と、鮮やかな色を重ねた組み合わせで、まとまりが出にくくなります。

配色パターン4つ|メインの色から決める
メインにする色を先に決めると、残りの2色を選びやすくなります。暗めの色を中心にするなら、パターン1と2です。パターン3と4は、ベージュやカーキを中心にした組み合わせです。どれも、全身で3色に収めています。
パターン1:ネイビーをメインに メイン:ネイビー/アソート:ライトグレー/アクセント:茶色 例:ネイビーのジャケットとパンツ+ライトグレーのニット+茶色の革靴

パターン2:チャコールをメインに メイン:チャコール/アソート:オフホワイト/アクセント:ベージュ 例:チャコールのコートとパンツ+オフホワイトのニット+ベージュのマフラー

パターン3:ベージュをメインに メイン:ベージュ/アソート:ネイビー/アクセント:白 例:ベージュのテーパードパンツ+ネイビーのニット(白いシャツの襟を見せる)+白いスニーカー

パターン4:カーキをメインに メイン:カーキ/アソート:白/アクセント:茶色 例:カーキのテーパードパンツ+白のカットソー+茶色の革靴(ベルトも茶色にそろえる)

アウターの選び方は「冬のアウターの選び方」、パンツの形は「ぽっちゃりメンズのパンツ選び」をご覧ください。
暗い色が好きなら|明るさを1か所足す
黒、ネイビー、チャコールが好きな人は、そのままメインにして構いません。ただし、全身を同じ暗さでそろえると、服どうしの境目が分かりにくくなり、体が一つの塊に見えやすくなります。
- アソートに、オフホワイト、ライトグレー、白などの、明るい色を入れます
- 首元に、白いシャツの襟を少し見せるだけでも、明るさを1か所足せます(「ぽっちゃりメンズのシャツ選び」を参照)
- ニットで明るい色を入れるなら、「ぽっちゃりメンズのニット選び」も参考になります
買う前に、手持ちの服の色を確認する
新しい服を買う前に、次の順で確認します。
- 手持ちの服を、色ごとに並べます
- メインにできる色(アウターとパンツ)を決めます
- 足りない役割だけを、買い足します(明るいアソートか、アクセントの小物)
- 店では、手持ちの服と重ねて、全身を鏡で見ます

「痩せてから買う」と考える必要はありません。今の体型のまま、色の役割を決めるだけで、全身のまとまりは変わります。
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