裏起毛パンツ(メンズ)は本当に暖かい?|冬のパンツの素材と、中に履くインナータイツ・ズボン下の選び方

裏起毛のパンツは本当に暖かいのか、冬のパンツをメンズ向けに選ぶ方法です。表がデニムでも裏起毛ならかなり暖かいという私の体験と、パンツの中に履くインナー(ズボン下・インナータイツ)の色と選び方、重ねたときの試着の見方、当サイトの冬のパンツ44本の素材をまとめました。

白っぽい木のテーブルの上に、パンツを2本並べた写真。左は、表向きで、濃いインディゴのデニム。右は、同じパンツを裏返したもので、裏地は、生成りのふわふわした起毛

冬のパンツは、見た目が暖かそうでも、履いてみると足が冷える。裏起毛のパンツは、本当に暖かいのか。パンツの中に何か履いたほうがいいのか。こんなことで迷っていませんか。

私は、寒い地域に住んでいます。裏起毛のパンツを履いたことがありますが、本当に暖かかったです。そして、パンツの中に履くインナーでも、冷えは防げます。私は、冬は必ず履きます。

この記事は、冬に暖かいパンツを探しているメンズに向けて書きました。裏起毛の暖かさ、中に履くインナー(ズボン下・インナータイツ・スパッツ)、素材の選び方を、私の体験と、公的な案内、メーカーの話、当サイトのコーデの数え方からまとめています。

先に、結論です。

  • 裏起毛のパンツは、表の生地が暖かそうでなくても、暖かいです。デニムでも、裏起毛ならほぼ関係ありません(私の体験)
  • 裏起毛がなくても、中に履くインナーで冷えは防げます。環境省も、股引などの下着で体幹を温めることを勧めています
  • 中に履くインナーは、黒など暗い色がおすすめです。白いと、裾や、かがんだときの腰元から見えたときに、おしゃれに見えません(私の感想)
  • 暖かさのカギは、空気をためることです。裏起毛や、素材の違うものの重ね着は、その考え方に合っています
  • 裏起毛やインナーを重ねるときは、重ねた状態でウエスト・太もも・裾を確かめます
  • 暖房の効いた室内や、歩く日は、暑くなりすぎないように調整します

一番上の写真の左は、表がデニムのパンツ、右は、同じパンツを裏返して、裏の起毛を見せたところです。

裏起毛のパンツは本当に暖かい?|表の生地はデニムでも関係ない

私の体験は、次のとおりです。

  • 裏起毛のパンツは、本当に暖かかったです
  • 表面が暖かそうな生地でなくても、たとえばデニムでも、裏起毛であれば、表の生地はほぼ関係ありません
  • 裏起毛のパンツは、かなり暖かいです

暖かさの仕組みは、空気にあります。繊維製品の試験をするボーケン品質評価機構は、保温性を高めるには、熱を伝えにくい空気を、繊維の隙間や内部に蓄えて、放熱を抑える工夫が必要だと説明しています。裏起毛も、毛足の間に空気をためて、肌のそばを暖かく保つ、と考えられます。

風を防ぐ表地と、一重仕立て

無印良品の開発担当者は、2025年の取材で、冬のパンツについて、次のように話しています。

  • 婦人用の「防風裏起毛イージーパンツ」は、表が防風素材、裏がフリース素材の二重仕立てです。暖かさを重視した作りです
  • 紳士用の「防風裏起毛ストレッチテーパードパンツ」は、裏起毛ですが、モコモコしない一重仕立てです。ストレッチが効いていて、通勤でもオフでも使えるシルエットを目指したそうです

つまり、裏起毛のパンツは、二重仕立てで暖かさを重視したものと、一重仕立てですっきり穿けるものがあります。買うときは、タグや商品ページで、裏地が起毛か、仕立てが一重か二重かを確かめます。

裏起毛のパンツの生地の断面の図。見出しは「裏起毛は、空気をためて暖かい」。左は「二重仕立て」で、表地(風を防ぐ)と裏起毛(フリース)の2枚重ねに、空気の粒が多くたまっていて、「暖かさ重視」。右は「一重仕立て」で、生地が1枚で、裏が少し起毛し、空気の粒はほどほどで、「すっきり穿ける」。上から冷たい風の矢印が当たっている

パンツの中に履くインナー|ズボン下・インナータイツ・スパッツで冷えを防ぐ

パンツの中に履くインナーには、ズボン下、ももひき(股引)、インナータイツ、スパッツなどがあります。

私は、寒い地域に住んでいるので、冬は必ず履きます。裏起毛がないパンツでも、インナーで冷えは防げます。

ただ、ももひきは白いものが多く、おしゃれに見えないと感じます。そのため、私は、インナータイツやスパッツのような形が、よいと思います。

環境省のウォームビズのページは、Tシャツ、腹巻き、股引、靴下などの下着の素材を意識して、体幹を温めましょうと紹介しています。機能性素材は、より薄く、軽く、暖かく進化している、という説明です。

重ね着のコツも、環境省は紹介しています。ぴったりしたインナー同士を重ねるのではなく、体にフィットするインナーの上にシャツ、その上にニット、というように、素材の違うものを重ねて、空気の層をつくります。パンツでも、同じ考え方です。

  • 中に履くインナーは、薄手を選びます。厚手を重ねると、ウエストや太ももが窮屈になります
  • 裾から、インナーがはみ出さない丈にします
  • 足首が冷える日は、靴下の丈も確かめます(「冬の靴下の選び方(メンズ)」)

色は、黒など暗い色がおすすめ

インナーは、ふと見えることがあります。パンツの裾から見えることもあれば、かがんだときに、腰元から見えることもあります。

白いと、おしゃれに見えません。黒など暗い色なら、見えても目立ちません。

写真は、座って足を組んだときの足元です。左は、インナーなしで、足首の肌が見えています。中は、白いインナーが、パンツの裾の下から見えています。右は、黒いインナーで、同じように見えても、白ほど目立ちません。

同じ男性の足元を、左・中・右の3コマに並べた写真。ダークチャコールグレーのパンツと黒のレザーの紐靴で、椅子に座って足を組み、杢グレーの靴下を履いている。左は、インナーなしで、足首の肌が見える。中は、白いインナーが、パンツの裾の下から見える。右は、黒いインナーが、パンツの裾の下から見える

写真は、かがんだときの腰元を、後ろから見たところです。左は、ニットの裾とベルトの間から、白いインナーが見えています。右は、黒いインナーで、白ほど目立ちません。

前かがみになった男性を、真後ろから撮った写真を、左右に並べたもの。濃紺のニットとダークチャコールグレーのパンツ、黒のベルト。左は、ニットの裾とベルトの間に、白いインナーが見える。右は、同じ場所に、黒いインナーが見える

重ねて履くときは、重ねた状態で試着する

裏起毛のパンツは、普通のパンツより、少し厚みがあります。中にインナーを履くと、さらに厚みが加わります。

  • ウエストは、立って、内側に指が2本入る程度の余裕があるか確かめます(「男性服のサイズ感の見方」)
  • 太ももが、ぴったり張りつかないか確かめます
  • 裾が、靴に軽く触れる長さか確かめます

インナーを履いた状態で、試着します。インナーなしで買うと、冬に重ねたとき、きつく感じることがあります。

冬のパンツの素材|当サイトのコーデで見ると、ウール系が多い

当サイトの冬のコーデ44件で、パンツの素材を数えました(2026年11月1日時点)。素材が書かれたものだけの数え方で、一般の統計ではありません。

  • ウール・ウール混・フランネル:23件
  • コーデュロイ:5件
  • デニム:3件
  • 裏起毛と書かれたもの:2件(LOOK 122・120)。起毛のツイルのパンツも1件あります(LOOK 156)

ウール系が、半分ほどを占めます。コーデュロイとデニムは、少数です。

写真は、素材の違うパンツを3本並べた例です。左は、チャコールグレーのフランネルのような生地、中は、キャメルのコーデュロイ、右は、濃いインディゴのデニムです。

白っぽい木のテーブルの上に、パンツを3本並べた写真。左は、チャコールグレーの毛織りのような生地のパンツ。中は、縦の畝がはっきり見えるキャメルのコーデュロイのパンツ。右は、濃いインディゴのデニムのパンツ

無印良品の婦人用の担当者は、コーデュロイは生地が厚い分、腰まわりのシルエットがもたつきやすい課題があり、今期は柔らかい生地で見直したと話しています。購入時は、重ねた状態で、腰まわりのシルエットを確かめます。

デニムを着る日は、「ぽっちゃりメンズのデニム選び」も参考にしてください。

冬のデニムと上着の組み合わせは、冬のデニムコーデも参考にしてください。

暖房の効いた室内や、歩く日は、暑くなりすぎない

裏起毛のパンツにインナーを重ねると、暖房の効いた室内や、歩く日は、暑く感じることがあります。汗をかいて濡れると、体が冷えます(汗冷え)。

  • 暑くなる前に、上着を脱ぎます
  • インナーは、汗を逃がしやすい素材にします

汗冷えの考え方は「男性の冬のインナーの選び方」で紹介しています。洗い方は、タグの洗濯表示で決まります(「洗濯表示の読み方」)。

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参考資料

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