ファッショントレンドの追い方(メンズ)|追うメリットと、30代〜50代が追いすぎない3つのルール

ファッショントレンドは追ったほうがいいのか迷う30代〜50代のメンズへ。古く見えにくくなるなど、追う3つのメリットと、全身を流行で固めない追い方の3つのルール、追わなくても大丈夫な人の目安を、環境省と日本流行色協会の情報をもとにまとめました。

同じ男性が、ネイビーのニットと白いスニーカーで、左は細めのテーパード、右はゆとりのあるストレートのベージュのパンツを着た全身比較。

「流行の服を着たら、若作りに見えないか」「流行を追わないと、古く見えるのでは」。ファッションのトレンドは、追ったほうがいいのか、追わなくていいのか。30代〜50代の男性から、よく聞く迷いです。

先に、結論です。

  • トレンドを追うメリットは、古く見えにくくなる・店で選びやすくなる・1点で印象を変えられるの3つです
  • 追うのは、服の形(パンツの太さや丈など)を1点だけにします。全身で追う必要はありません
  • 大きなロゴや派手な柄は、追わなくて構いません
  • すでに清潔感があり、サイズが合っているなら、無理に追わなくても大丈夫です

着こなしの考え方は、選ぶときの目安として紹介します。資料のある事実は、本文で発行元を示します。

ファッショントレンドを追うメリットは?|3つあります

1. 古く見えにくくなる

服の形は、数年のうちに、少しずつ変わります。パンツの太さや丈、アウターの丈、靴の先の形などです。数年前に買った形のままだと、服が清潔でも、全体が「少し前の形」に見えることがあります。

「おじさん見えを避ける服装のコツ」でも、古い形のボトムスは全身の印象を古くする、と書きました。形を今に近づけると、これを防げます。

2. 店で、選びやすくなる

日本流行色協会は、アパレルなどのメーカーが会員になり、先の市場に向けたカラートレンド情報を出している団体です。協会は、この情報が、カラー設計の指針として使われていると説明しています。

店に並ぶ服も、その時期の流行を見て作られているものが多いと考えられます。トレンドを知っておくと、店で今の形を見分けやすくなり、買い物で迷いにくくなります。

3. 1点だけで、印象を変えられる

全身を買い替えなくても、パンツ1本、靴1足を今の形にするだけで、全体の雰囲気は変わります。ほかの服は、今持っているものを使えます。

最初の写真は、パンツだけを替えた例です。上半身の服と靴は同じで、左は細めのテーパード、右はゆとりのあるストレートのパンツです。

追いすぎると、何が困る?

  • クローゼットに、着ない服が残りやすい。 環境省のサステナブルファッションのページでは、1年間に1回も着られていない服が、1人あたり約24枚あるとしています。また、5人に1人が「安く買い、流行のシーズンが終わったら処分するサイクルを見直したい」と感じているそうです
  • 年齢に対して浮きやすい。 大きなロゴや派手なプリントは、特に浮きやすくなります。くわしくは「40代・50代メンズのファッション」にあります
  • 体に合わなくなる。 流行の形でも、肩や身幅が合っていないと、整って見えません。見方は「男性服のサイズ感の見方」で解説しています

メリットは、追いすぎない範囲で受け取ります。そのための3つのルールです。

ファッショントレンドの追い方|無理なく続く3つのルール

ルール1:追うのは、「形」を1点だけ

  • パンツの太さ・パンツの丈・アウターの丈・靴の形のうち、1つだけを今の形にします
  • ほかの服は、今ある無地の服を使います
  • 服の色は、白やグレーも含めて3色以内にします

全身を同時に変えると、どこを変えたのか分からなくなり、買う量も増えます。1点なら、失敗しても小さく済みます。

写真の左は、大きな図柄のスウェット、チェック柄の太いパンツ、ボリュームのある白いスニーカーで、全身を目立つ服で固めた形です。右は、無地のネイビーのニットと白いスニーカーに、ゆとりのあるグレーのパンツを合わせています。ゆとりを足したのは、パンツ1点です。

同じ男性の全身比較。左は図柄の黄色いスウェットとチェック柄の太いパンツ。右は無地のネイビーのニットとグレーのパンツ。

ルール2:ロゴ・派手な柄・派手な色は、追わない

流行を取り入れるなら、無地の服の「形」で取り入れます。大きなロゴ、派手なプリント、目立つ色は、年齢に対して浮きやすく、流行が過ぎたあとは着にくくなります。

柄物を着るなら、1点にとどめます。

ルール3:買う前に、3つ確かめる

  • 試着して、肩と身幅が合っているか。 流行の形でも、肩が落ちると整って見えません
  • 手持ちの服3着と、合わせられるか。 合わせられないと、着る機会が少なくなります
  • 流行が過ぎても、着たいと思えるか。 迷うときは、買わないでおきます

写真は、買う予定のベージュのパンツを中央に置き、手持ちのネイビーのニット、白いシャツ、グレーのカーディガンを並べた例です。このように並べて、合わせられるかを見ます。

木の床の中央にベージュのパンツ、周りにネイビーのニット、白いシャツ、グレーのカーディガンを並べた真上からの写真。

最初の1点は、何にする?|悩み別の選び方

「どこを変えればいいか分からない」ときは、いま気になっているところから選びます。

  • パンツの形が、数年前のまま。 パンツを今の形にします。服の中で面積が大きいので、変化が出やすい部分です。ウエストは指が2本入る程度、丈は裾が靴に軽く触れるか、くるぶしがわずかに見える程度を目安にします。テーパードとワイドの違いは「ぽっちゃりメンズのパンツ選び」で解説しています
  • 冬の上着が、重い、または古い。 アウターの丈を見直します。肩を合わせて、丈は体型に合わせて選びます。くわしくは「冬のアウターの選び方」にあります
  • 足元が、くたびれている。 靴を替えます。汚れやかかとのすり減りを直した、清潔なスニーカーか、手入れされた革靴にします。色は、服の3色のどれかに近い色にして、色数を増やしません

1度に変えるのは、このうちの1つだけです。慣れてきたら、次のシーズンに、もう1つ足します。

年代で、追う量は変わる?

どの年代でも、目安は1点です。年代で変わるのは、先に整えることです。

  • 30代:流行の形を取り入れながら、サイズと手入れも整えます
  • 40代:清潔感を最優先に、サイズと状態を整えます。トレンドは1点だけで十分です
  • 50代:無理に若作りせず、「手入れされている」ことを重視します。質の良い靴や時計など、小物を整えます

「若く見せる」ことより、「整っている」ことを目指すと、流行の取り入れ方で迷いにくくなります。

ファッショントレンドは、どこで知る?

  • 店頭やブランドの公式サイト:今季の新作を見て、パンツの太さや丈、アウターの丈を確認します
  • 自分に近い年代・体型の着こなし:当サイトのコーデ例は、年代・体型・季節・場面で探せます。近い人の着こなしから、取り入れる1点を選べます
  • 雑誌やSNSの着こなし:全身をまねせず、1点だけ取り出します

追わなくても大丈夫な人

次の3つが当てはまれば、無理に追う必要はありません。

  • 服の肩・身幅・丈が、今の体に合っている
  • 毛玉・シワ・色あせがなく、手入れされている
  • 服の色が3色以内にまとまっている

流行より先に整えたいのは、この3つです。基本の考え方は「40代・50代メンズのファッション」でまとめています。

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参考資料

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